アントニオ・ヴィヴァルディ作《四季》

ヴェネツィアは、時を超えて書かれた遺伝子コードに従って発展した世界で唯一の都市であり、他のどの都市とも比べることのできない、永遠に独自の存在として残ります。今日でも、金とイストリア石で造られたその姿は昔のままで、壮大なホールは運命によってここに永遠に集められた芸術家たちの才能、独創性、そして天才を今も守り続けています。

その歴史の中で、威光ある共和国は驚くべき芸術の実験場でした。卓越した頭脳が宮殿や教会を設計・建築し、熟練の手が内部をフレスコ画で飾り、そこには後に貴重な絵画が収められました。弦楽器工房ではヴァイオリンやヴィオラ・ダ・ガンバが生まれ、サロンや劇場、その他あらゆる場所で交響曲、オペラ、カンタータが演奏されました。

特に近世において、音楽は日常生活のサウンドトラックであり、その生活は自らを讃えるように誇らしげに流れていました。

やがて暗黒の時代が訪れます。建築や絵画はその物質的な構造のおかげで時を経ても残ったのに対し、振動で成り立つ音楽は空中に消え去り、ヴェネツィアを未知の行き先へと離れていきました。

Interpreti Venezianiのコンサートシリーズ「ヴァイオリン・イン・ヴェネツィア」は、残された素晴らしい場所に、新しくも古い調和をもたらし、歴史と美に満ちた環境の中で、真の芸術作品である名器の音を蘇らせることを目指しています。

こうしてサン・ヴィダルでは、バロック音楽とヴィヴァルディの音が、それが生まれた聖なる場所と再び結びつきます。

音楽と他のムーサたちの出会いによって、まるで互いに作られたかのような二つの要素の共生から生まれる完璧な瞬間を創り出すのです。

皆さまがどなたで、どこからお越しであっても、「調和の都市」へようこそ。

Interpreti Veneziani

プログラムとキャスト